2016年9月1日木曜日

めいろまさんがプログレッシブになったかもしれない

最近は何かめいろまさんがプログレッシブになってきたような感じがします。少なくともヒラリー・クリントンよりははるかにプログレッシブです。

めいろまさんのお話
先日NHKのニュース内 で、「子どもの貧困」と特集したコーナーに貧困に悩む女子高生が実名で登場した件が大炎上した上に延焼しています。 この女子高生さんは、子供の貧困問題を議論する会合でスピーチをするなど、しっかりした人です。しかし、放送中に写った自宅に物がたくさんあったり、ツイッターで普段の生活をツイートした所、漫画本を買っていたり、コンサートにいっていたことがわかり、ネット民から「本当は貧乏じゃないんじゃないの?」と責められて、個人情報を晒されるなどの嫌がらせにあっています。その上国会議員の片山さつき氏までしゃしゃり出てきて、NHKに「あの子貧乏なの??」と質問するという状況になっています。

三番目。恐ろしいと感じたのは、国会議員の片山さつき氏が、この騒動に乗り込んできて、NHKと女子高生叩きに参加したことです。 皆さんご存知時の通り、片山氏は親が学者という 恵まれた家庭に育ち、日本の最高学府をトップの成績で出て、官庁のトップである財務省の官僚をやり、回転寿司が大好きな舛添氏と結婚し、国会議員として大活躍している、日本のエリートのトップ中のトップの人材です。 そういう人が、単なる一般人の、しかも子供である女子高生叩きに参加し、その根拠が、ネットに転がっていた憶測や嫌がらせだった、しかも、事実確認も何もしていないというところに、大変な恐怖を感じました。

さらに不思議なのは「やんごとなき階層」出身の片山氏には、ノブレス・オブリージュ的なものがまったくないことです。通常、こういう階層の人達というのは、幼少の頃から「やんごとなき人」のシツケを受けています。 運良く金持ちに生まれ、コネや機会に恵まれたのだから、義務を果たしましょう、立派な人になりましょう、我慢しましょう、社会に奉仕しましょう、というシツケです。 ノブレス・オブリージュなシツケ的には、自分より恵まれていない階層を叩くのはあり得ないことです。なぜならフェアではないからです。自分が教育を受けられたり、良い仕事にありつけたのは、実家の支援や生まれた場所も関係ある、つまり運でありますから、たまたま運のなかった人を叩くのは、畜生道です。

しかし、どうも最近の日本のエリートというのは、片山氏の様に「エンパシー」の欠けた人達が多いようです。幼少時から延々と計算問題や穴埋めクイズをやり、人様を蹴落とすことしか学ばなかったのでしょう彼らにとっては運の悪かった人達は競争に落ちぶれた民ですから、自分が面倒を見る対象でもなんでもありません。 こういう人達が年金、介護、医療、原発、金融政策、そういうことを決めています。だから、障碍者の手当は削減され、介護の自己負担は増え、保育所は増えないのです。配偶者控除だって削減です。ブラック企業は制裁を受けず、非正規と正規社員の格差は放置されています。
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めいろまさんとはあまり意見は合いませんが、最近のめいろまさんには社会的な弱者をかばい守るような発言がみられるような感じがします。
片山さつきがダメな人間であるという点にも同意できますね。貧困という苦労を経験したことがない片山が、貧困で苦しんでいる女子を叩く構図。こんな奴がエリート面して財務省官僚から良識の府の国会議員となって、マクロ経済の基本的な知識すら皆無でありながら、経済政策に口を出し、消費税増税を主張しているわけです。

片山は郵政民営化の衆議院選挙でのしあがってきたわけであるから、郵政民営化がどれだけ日本経済に影響を与えたかを総括するべきだが、片山はそれをやっていない。

というか総括できるだけの経済知識も持ち合わせていません。 片山だけを見ても日本のエリートには相当な問題があると思います。この日本のエリート達がゆとり教育を推進し教育を崩壊させ、消費税増税で日本経済を沈没寸前に追い込み、構造改革をやって労働者や組合の環境をどんどん悪化させていくんですね。

「片山は生活保護不正受給者を叩いている暇があったらもっとマクロ経済くらいは勉強するべきであるし、小泉が言っていた郵政の350兆円があればわざわざ生活保護を叩く必要もなかろう」

と言いたくなります。